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大阪市西区の魅力大発見

中天游邸跡(工事により撤去中)

中天游(なかてんゆう)は大阪蘭学の祖・橋本宗吉の弟子であるが、当時の医師番付によると、宗吉は前頭13枚目、天游はそれより上の6枚目に名が見えている。後年、バルヘインの解剖図譜を翻訳し、江戸の葭島(よししま)で死刑囚の遺体を解剖したこともあるが、もともと理学の才に恵まれた人らしく「視学一歩」は眼の光学について述べたわが国最初の学術書で、ほかにも「引律」(物理学)・「天学一歩」(天文学)・「算学一歩」(数学)といった訳述がある。天游は医業のからわら京町堀の邸に<思々斎塾(ししさいじゅく)>という蘭学塾を開いて、西洋医学の教授に当たった。門下の逸材に緒方洪庵がいる。